爆クラ!<第56回>「シン・ゴジラなクラシックたち 岡山編」

「爆音クラシック!」略して「爆クラ!」は、席亭の湯山さんが、毎回のテーマに合わせたゲストをお呼びして、テーマにあった音楽を両者で選曲してきた音楽を用意し流し、トークを繰り広げる音楽とトークの複合イベントです。

クラシック音楽をクラブカルチャーの大音量を経てきた今を生きる世代につないでいく、音楽的実験です。あるいはクラシック音楽と今そしてこれからの音楽の間にある共通性、普遍性を探っていく試みです。

これまで、西麻布や代官山を中心とした東京だけでおこなわれていた「爆クラ!」をあらためて東京以外の場所でも、実験的に開催できたら?という趣旨のもと、初めての出張爆クラ!の開催となります。何かとイベント多い時期ですが、ぜひこの機会を利用して、自分の中の音楽的感性と論理的思考をアップデートしてみてください!

主催者より

okayama

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みなさん、当然ながら映画『シン・ゴジラ』はすでにご覧になりましたよねぇ〜?
ものすごい興行収入を上げており、私も悪口を言うつもりで観に行って、逆にハマったクチでした。

言うならば、まさにニッポンの今に上映するべくの時代性、古くは『キングコング』、『トレマーズ』や『グエムル-漢江の怪物』を経た上での、怪物エンターテイメントとしての斬新な語り口、そして、主人公・矢口役の長谷川博己と、ライバル関係である赤坂役の竹野内豊にまさかのBL萌え、というトリブルパンチでハマりまくり、劇場で6000円のフィギュアを、中学生のオタクたちのウラヤマシー視線を存分に浴び、すでにこの忙しい最中、3回も劇場に足を運んでいるのですよ。

 そして、ゴジラといえば、初代のそれから、日本が誇る作曲家のひとりである伊福部昭の劇判音楽がつとに有名。実は私メは幼少のみぎりに、初代ゴジラを劇場で観ているのですが(1954年封切りなので、多分二番館の再上映)「ドシラ、ドシラ、ドシラソラシ…」の低音の繰り返しモチーフは本当に不気味で怖かったことを覚えております。(「シン・ゴジラ」でも、伊福部音楽は効果的に使われていましたね)

 太古の昔から、人間が自然に持っていた畏敬、行って帰るだけの意味の無い反復(そう、ゴジラはそれだけしかやらないのです)、徹底的な破壊、海洋地形学、ヒューマニズム、革命、カタルシス、理想主義、リアリズム、科学、政治とシステム、原発放射能問題・・・・。と、様々なテーマが見え隠れする映画『シン・ゴジラ』ですが、これらのテーマを内包してあまりあるのがクラシック音楽というジャンルなのです。

 さて、今回の爆クラ! は、映画『シン・ゴジラ』にクラシック目線で勝手にサウンドトラックを付けみる、という試み。こういうネタには、爆クラ! コンピレーションアルバムのライナーノーツ対談でもお世話になっているも音楽評論家の鈴木淳史さん。そして地元岡山からピアニストの友光雅司さんをお迎えします。
爆クラ! 初期に『脱原発クラシック』を行い、猛烈に面白い曲紹介をしていただいた凄腕は、『シン・ゴジラ』が内包するテーマの数々をいかに浮かび上がらせるのか?!

教養としてのクラシックではなく、クラブカルチャーを経た耳を持つ人にこそ体験してほしい、この爆音音浴。生演奏がデフォルトだけれど、録音とオーディオという現代のテクノが入ってこその、音と脳と身体とのセッションを堪能して下さい。

みなさまのご来場をお待ちしています。

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11月12日( 土)

爆クラ!<第56回>「シン・ゴジラなクラシックたち 岡山編」

ゲスト:鈴木淳史(音楽評論家)
   友光雅司(ピアニスト)

door open 13:00
start 13:30

会場 : 蔭凉寺(岡山県岡山市北区中央町10-28)
いんりょうじ 岡山駅方面から西川緑道公園を南にすすみ、岡山児島線の道路につきあたる手前、角のコンビニ隣。専用の駐車場はないのでお車の方は近隣のパーキングをご利用ください。

料金 : ¥2,500(消費税込み)

ゲスト:
鈴木淳史(すずきあつふみ)

クラシック音楽をフィールドワークにする評論家。1970年山形県生まれ。著書に「背徳のクラシック・ガイド」「クラシック批評こてんぱん」「クラシック悪魔の辞典」「占いの力」(以上、洋泉社)、「チラシで楽しむクラシック」(双葉社)「「電車男」は誰なのか」(中央公論新社)などがある。近刊に「クラシックは斜めに聴け!」(青弓社)。

友光雅司(ともみつまさし)

岡山県備前市生まれ。6歳よりピアノを始める。桐朋学園大学音楽学部演奏学科卒業後、オランダへ渡り、06年ロッテルダム音楽院大学院修了。若い芽のコンサートには93年、96年、99年と出演し、NHK岡山放送局長賞、指揮者賞、岡山県知事賞、遠山賞受賞。03年イタリア サンジェミニ国際ピアノコンクールにてグランプリ受賞。これまでに日本、アメリカ、スロバキア、オランダ、イタリア、オーストリア、ベルギーでコンサート、リサイタル出演。ソロリサイタルはもとより室内楽、音楽祭、オーケストラのソリストとして、スメタナ室内合奏団、ブラチスラバオペラハウスオーケストラ、群馬室内合奏団、ゼフィール合奏団などと共演し、精力的に演奏活動を行っている。TV,ラジオにも出演。吉田美貴子、山口智世子、高野耀子、濱本恵康、廻由美子、ミハイル・ヴォスクレセンスキー、ステファン・デ・メイ、ジャン=ベルナール・ポミエ、アキレス・デレ=ヴィーネの各氏に師事。2008年7月20日ファーストアルバム「MY FAVORITES〜unforgettable」をリリース。2011年より東京にてリサイタルシリーズ「友光雅司 ピアノ・ポートレイト」を継続開催。 http://masashitomomitsu.web.fc2.com/
  
席亭
湯山玲子(ゆやまれいこ)

著述家。著作に『女ひとり寿司』(幻冬舍文庫)、『女装する女』(新潮新書)、『四十路越え!』(ワニブックス)、上野千鶴子との対談集「快楽上等!  3.11以降の生き方」(幻冬舎)。『文化系女子という生き方 ポスト恋愛時代宣言』(大和書房、『男をこじらせる前に 男がリアルにツラい時代の処方箋』(kadokawa)等。近著に二村ヒトシとの対談『日本人はもうセックスしなくても良いかもしれない』(幻冬舎)。父君がクラシック作曲家、湯山昭という環境に育ちつつも、ハマったのはクラブミュージックで、著書『クラブカルチャー!』(毎日新聞出版局)は、クラブ文化を都市や歴史風土の観点から分析、論考を行った。日本大学藝術学部文芸学科非常勤講師。